栽培が難しい鹿角霊芝
霊芝の変異体である鹿角霊芝は特定の環境下でしか生育しない大変希少なもので「幻のキノコ」とも呼ばれています。そのことからも分かるように鹿角霊芝は大変栽培が難しい植物です。少しでも栽培の条件が変わってしまうと、ただの霊芝となってしまいます。鹿角霊芝は温度や湿度変化に敏感で、例えば栽培室のドアの開閉でのほんの数パーセントの温度差にも反応するほどです。鹿角霊芝は、菌床自体にも工夫を必要とする厄介な植物であり、栽培量が菌床に対して10%を割り込んだりすることも珍しくありません。鹿角霊芝は農業の技術が発達した現代においても、栽培は非常に困難で、歩留まりや品質が安定せず、ましてや、本格的に安定栽培するには高額な設備投資も必要となります。

昔からある大変すぐれたキノコであるにもかかわらず、鹿角霊芝があまり知られていない理由はこの栽培の難しさにあるといえるでしょう。高額な設備投資がかかり、手間もかかることからキノコ農家からも敬遠されており、商品が一般の消費者に届くときは大変高価なものになったということも一つの理由だといえます。
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